御室

総本山仁和寺

幻想的な雲海を体感！真っ赤な紅葉との共演に酔いしれる

光孝天皇の勅願により、仁和2年（886）に建立が始まった西山御願寺。宇多天皇が仁和4年（888）に寺を完成させ、当時の年号「仁和」にならって仁和寺と命名した。広い境内には見ごたえある建築物が点在。注目は、2023年秋から実施している雲海ライトアップ。境内の複数の場所にミスト装置が設置され、人工的に作り出す雲海とともに、国宝・金堂などがライトアップされる。ふわふわ漂う雲海で覆われた参道に立つと、まるで雲の中にいるような感覚に。紅葉と青もみじに合わせて年2回行われる雲海ライトアップで、幻想的な世界にとびこもう。

白書院、宸殿、黒書院、霊明殿を繋ぐ渡り廊下の御殿回廊。鍵型の回廊は、御所のたたずまいを色濃く感じる場所の一つ。
宸殿の南側に広がる枯山水の南庭は、砂紋の美しさが特徴的。左近の桜と右近の橘が植えられている。
昭和12年に画家・福永晴帆が描いた、白書院の襖絵『松図』。　
外観は寝殿造、内部は書院造という宸殿。優雅な意匠が印象的。
雲海ライトアップ
2024年10月25日～12月8日の
金・土・日・月曜、祝日
（11/15・30、12/1は休止）
18:30～21:00
（受付開始18:00／受付終了20:30）
拝観2,800円（高校生以下無料）
松鷹の間
堂本印象作。15畳の空間を囲むように松と鷹が描かれる。素朴な作品。