四条河原町
京都に来たら必ず寄りたい、カウンター割烹の先駆者
昭和3年（1928）創業、茶道家元をはじめ谷崎潤一郎、吉井勇といった文人墨客が愛した京料理店。料理人との会話を楽しむカウンター割烹をいち早く始め、全国の粋人の食欲と好奇心を満たした。香り高いダシ、旬まっさかりの素材、そして品格ある盛り付けや部屋のしつらえ…そのすべてに老舗のもてなしの心が詰まっている。滋味深い名物の丸鍋がいただける夜の会席のほか、昼の気軽なお弁当なども旅人に好評。四条河原町エリアという便利な繁華街にありながら、ゆったり京風情に浸れる大人の憩いの場として覚えておきたい。
夜の会席料理─梅─30,360円の一例。前八寸で映し出すのは菊花、名月、銀杏など秋の景色。焼物には鮎と八幡巻。
栄養を蓄えた秋の鱧と松茸は、この上ない相性の良さから“出会いもの”と呼ばれる。
お昼の締めくくりに登場する、紅茶にフレッシュなハーブを加えた香草茶をLa maisonJOUVAID謹製ベビーロカイユと一緒に。
庭の緑に和む1階奥の個室「遊楽」。掛け軸はお茶の家元からいただいたもの。
カウンターに立つ3代目主人の栗栖正博さんと、現在料理場を取り仕切る4代目の熊一（ゆういち）さん。
たんくまきたみせ きょうとほんてん
たん熊北店 京都本店
050-3503-6990
京都市中京区西木屋町通四条上ル紙屋町355
阪急京都河原町駅から徒歩5分
12:00～15:00（LO13:30）、17:30～22:00（LO19:30）
休み : 不定休
公式HP : https://www.tankumakita.jp/
