滋賀

MIHO MUSEUM

自然との調和が美しい現代の桃源郷

平成9年（1997）11月、滋賀県信楽の自然豊かな山間に開館した美術館。「桃源郷」をテーマに、パリ・ルーヴル美術館のガラスのピラミッドなどを手掛けたI.M.ペイによって設計。しだれ桜の並木道に導かれ、トンネルと吊り橋を越えて美術館に至るアプローチが特徴だ。「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」との想いからはじまったコレクションは約3,000件からなり、多彩な日本美術から世界の古代美術まで幅広い。そのうち常時約250件を公開。東西文明の作品と、大自然とスカイライトに溢れる開放的な空間を楽しもう。

春はしだれ桜、秋は紅葉など四季を楽しめる写真撮影必至の大人気スポット。写真は、新緑が楽しめる5～6月頃。
作品が最も美しく見えるよう光と色が計算し尽された展示室。細部までこだわりぬかれた美にうっとり。
（下）猛禽装飾杯と牡牛装飾脚杯、（上）精霊と従者浮彫アッシリアのレリーフ。
2世紀後半の作品と伝わる仏立像パキスタン・ガンダーラ。こちらを展示するために設計したという贅沢な空間で見学できる。
2024年秋季特別展「うましうるはし日本の食事」2024.9/28SAT - 12/15SUN
おいしくてうつくしい日本の食べものを美術工芸作品と共に辿る展示。先人たちが育んだ日本の食事の素晴らしさを見つめ直し、次の世代につなげる機会を目指す。
2024年秋季特別陳列　ムレイハ古代アラビア海洋キャラバン王国シャールジャの遺宝　2024.9/28SAT - 12/15SUN
古代王国・オマーン王国について近年新たに発見された作品を中心にシャールジャ考古局所蔵の国宝、重要文化財多数を含む100点余りを展示する。