中之島
ビル内に広がる茶室空間 意欲的な特別展にも注目！
朝日新聞の創業者・村山龍平（香雪）が収集した日本と東アジアの古い時代の美術品を所蔵・展示する。見どころは、国指定重要文化財「旧村山家住宅」に建つ茶室「玄庵」を原寸大で再現した「中之島玄庵」。ビルの内部にありながら茶室に付属する庭・露地を合わせて空間全体を再現した常設展示は必見だ。近年はモネや葛飾北斎など意欲的な特別展も開催。都心の高層ビルの内部とは思えない静謐な空間でアートに触れられるミュージアムだ。
館内にある「村山龍平記念室」では氏の業績や朝日新聞の歴史を紹介。旧村山家住宅の洋館・居間を再現した空間も。
薬師如来立像（平安初期）をはじめ重要文化財19点、重要美術品33点などを所蔵。
同館所蔵の「色絵立葵文透鉢」をモチーフにした干菓子。
同館所蔵の「稚児大師像」（重文）をデザインした、丈夫な帆布のトートバッグ。
なかのしまこうせつびじゅつかん
中之島香雪美術館
06-6210-3766
大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階
大阪メトロ肥後橋駅4番出口直結、京阪渡辺橋駅12番出口直結
10:00～17:00（最終入館16:30）
入館料：展示会ごとに異なる
休み : 月曜（祝日の場合は翌火曜）、展示替え期間
