京都観光コンシェルジュvol19
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ST-GO RESTAURANTS IN KYO1TO3 MU195KYOTO MEMO京都人の食卓に欠かせない「すぐき漬け」は、冬に収穫されるかぶらの一種「すぐき」を塩で漬け込み、室温40度程度の室(むろ)で発酵させたもの。独特の酸味がなんとも味わい深く、千枚漬けやしば漬けと並んで京都三大漬物の一つに数えられるほどポピュラーな漬物だ。ご飯のおともやお酒のアテとしてそのまま食べるのはもちろん、刻んでパスタに合わせたりタルタルソースに混ぜたりと、さまざまなアレンジで親しまれている。ほぼ一年中食べられるすぐき漬けだが、漬け込み後間もない新漬けすぐきは冬だけのお楽しみ。ほどよい塩味と酸味がすぐき本来のみずみずしい食感に調和し、食欲を掻き立てる。11月末から翌年3月ごろまで店頭に並ぶので、冬の京都を旅するならぜひ一度はお試しを。京都にはしっぽりと落ち着いた雰囲気が漂う名店がずらり。ちょっと奮発して楽しみたいレストランから、気軽さがうれしい居酒屋まで、わざわざ行きたい店を厳選してご紹介。爽やかな新漬けすぐきで冬の到来を実感!京都13

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