三島村
もっと知りたい! 地球の鼓動を感じる島々
鹿児島本土と屋久島の間に点在する、竹島・硫黄島・黒島の3島から成る「三島村」。火山特有の景観や貴重な自然環境が認められ、2022年4月に「みしま県立自然公園」に指定されたほか、村独自の定住支援や「三島の仮面神」などの伝統的な祭りも話題。大らかな自然と、そこに暮らす島の人の温かさ、島々が誇る特産品など、数々の魅力にあふれている。
仮面神メンドン
鹿児島港からフェリーで約3時間、竹林に包まれた穏やかな島。筍の王様「大名竹の子」が有名。畜産が盛んです。
穏やかに煙を吐き続ける硫黄岳の姿は息をのむほどです。硫黄島内を闊歩するクジャクや野趣あふれる東温泉が人気。
標高622mの櫓岳を最高峰に500m級の山々がそびえ、断崖絶壁の海岸線には滝が点在。「薩摩黒島の森林植物群落」は国の天然記念物指定。
鹿児島本港と各島を結ぶ村営定期船「フェリーみしま」が週4回運行(竹島までは約3時間)。
三島村で夢を叶えたい移住希望者を、就業支援・住宅関係支援など各方面でサポート。特に、移住者に子牛1頭支給というユニークな支援も。助成金や支度金(引越費用)、出産祝金もある。
村独自の定住促進対策助成金制度を設けるなど移住者を積極的に受け入れている。同制度による移住実績は累計で90世帯246人(令和6年3月末時点)。移住検討者には体験ツアーも。
三島村で農林水産業等の自立自営の目的をもって移住し、村の活性化に寄与する55歳以下の人を対象に、「定住促進対策助成金制度」による支援を行っている。
世帯人数別の助成金(例:夫婦+子供一人世帯の場合月額12万円×3年)、子牛1頭または現金50万円、10万円以内の引越費用が支給される。また、村営住宅等も整備している。
「フェリーみしま」を利用して3つの島を回るには3泊以上の日程が必要だが、時間の無い人は土日を使って1泊2日旅行に出かけてみては。フェリーは朝9:30出港に間に合えば予約不要。ただし、島内での行動計画や宿の確保はしっかりと!
【1日目】 | |
---|---|
朝 | 鹿児島本港(鹿児島市南ふ頭フェリー乗り場)で乗船手続き後、乗船 |
9:30~ | 硫黄島へ出航 |
12:30~ | デッキの上から竹島の景観を楽しむ |
13:25 | 硫黄島上陸。宿に荷物を置いたら電動自転車(要予約)をレンタルして観光スタート |
17:00 | レンタル自転車を返却して宿に泊まる |
【2日目】 | |
---|---|
10:10 | 硫黄島港発のフェリーで鹿児島本土へ向け出発。船内でお土産をゲット |
14:05 | フェリーで鹿児島本港に到着 |
港の横にそびえる崖の先まで行ってみよう。見晴らし最高!
硫黄島で一番の人気スポット。水着で入れるので持参して行こう
平清盛によって流刑となった俊寛の魂を祀るお堂。苔むした道が続く神秘的な雰囲気
黒島には全国でも珍しい公設公営の焼酎蔵があり、ここでは村の主要農産物であるさつま芋を使って、「本格焼酎 みしま村」が作られている。黒島の急傾斜地を切り開いた畑で力強く育った「ベニオトメ」と黒島の清らかな水による、甘い香りと無垢な味わいが特徴。硫黄島産ベニオトメ使用の「メンドン」と共に親しまれている。
「自分の手で何かを生み出す仕事がしたい」と一念発起し、地域おこし協力隊として三島村に移住。大手酒造メーカーでの修業を経て、2018年に黒島に新設された「無垢の蔵」の杜氏となりました。1~2月、原料のさつま芋を育てるための土づくりに始まり、採苗・育苗、秋の収穫、そして仕込み・瓶詰めと、一年を通じて焼酎の全工程に携わっているため、やりがいは大きいですね。飲んでくださった方からの「おいしかった」という言葉が一番うれしいです。「みしま村」「メンドン」共に三島村ゆかりの名前を背負った焼酎を通じて、三島村を気にかけてくださる方が増えればと願っています。
「様々な工程に携われることがうれしいですがやはり仕込みの時は気が引き締まります」
みしまむら
三島村
三島村役場 Mishima Village Office
099-222-3141
三島村役場 Mishima Village Office
099-222-3141
住所:鹿児島市名山町12-18
公式HP : http://mishimamura.com