天文館
創業から変わらぬ味の名物“みそおでん”(盛り合わせ946円~、単品198円~)
四季折々の美食に出逢う
昭和28年創業。鹿児島の街を70年以上見守る『白鹿』。居心地のいい店内は、初めて訪れてもホッと落ち着ける雰囲気。食材は主に鹿児島の旬のものを選び、天然の地魚、鹿児島産の黒毛和牛・六白黒豚・地鶏など、鹿児島の美味を堪能できる。夏はニガウリや天然鮎、秋は樽酒に秋太郎(バショウカジキ)と、季節とともに移り変わるメニューを愉しんで。
旬の野菜も煮付けた“アラカブと豆腐の煮付け”(1,870円)は人気メニュー
季節のお刺身盛り合わせ(2,420円)。旬の新鮮な海の幸を堪能できる一皿
A5黒毛和牛のサーロインを串焼きにした“薩摩黒牛 五六八焼き”(3,080円)
薩摩黒豚の角煮(1,430円)。鹿児島県産六白黒豚をとろりと甘く煮込んだ逸品
昭和28年創業の老舗和食店『酒味の店 白鹿』の三代目として、創業時から店を構える天文館の地で店を守り続けている店主・川邊弘明さん。「昔から変わらないのは旬の素材を料理に取り入れること。季節の味を一番に考えて全国各地からベストな食材を選んでいます」。
代表取締役・川邊 弘明さん/1971年、鹿児島市生まれ。福岡の調理師専門学校を卒業後、有名ホテルや当時福岡で人気の居酒屋で修業を積んで帰鹿し、2011年に代表取締役に就任。
日本酒の銘柄である『白鹿』を屋号に冠した同店は、お酒へのこだわりもひとしおで、店に並ぶ日本酒や焼酎は銘柄だけにこだわらず、川邊さんが本当に美味しいと思えるものを厳選している。
「大叔母である初代・川邊ノエが店を切り盛りしていた時代、お客様は皆、背広を着て来店されるほど、外でお酒をたしなむというのは特別な事だったようです。その時代、多くの店でお酒とともに楽しまれていたのが味噌おでん。今では提供する店も数件ほどになりましたが、大切な鹿児島の食文化の一つとして、当店では通年提供しています」。
毎朝魚市場で吟味して天然地魚を仕入れたり、肉や野菜も最良の旬の素材を仕入れるために業者と頻繁に打ち合わせを行ったりと、細部までこだわりが光る。「店で使う酢味噌やポン酢などの調味料ももちろん手作り。一店舗主義だからこそできる美味しさの追求かもしれません」。
「自分がお客さんとして訪れたときに満足できる料理と接客であるように、とここで働く全員が常に意識しています。立ち居振る舞いだけでなく、料理の盛り付け一つをとっても丹精込めて行う。小さなことの積み重ねではありますが、それがお客様にとって少しでもホッとする空間作りになっていれたら本望です」。
しゅみのみせ はくしか
酒味の店 白鹿
099-225-0488
住所:鹿児島市千日町2-15 白鹿ビル1F
交通アクセス:市電「天文館通」電停より徒歩1分
営業時間:17:30~23:00
休み : 日曜
公式HP : https://www.hakusika.com/
席数/46
予約/可